EBSの読書感想文

(鏡の法則)読んで

               

鏡の法則という本を読みました。
主人公の主婦の人は、自分の子どもが心を許してくれなくて、悩んでいます。
そこに主婦の人にアドバイスする人が現れますが、その人が言うには、子どもに対してアクションを起こすのではなく、主婦の人が一番心にわだかまりを持っている自分の父親に対してアクションを起こしなさい、と言います。アドバイスする人は、主人公に「父親に感謝の言葉と謝る言葉を伝えなさい、と言います。主人公は「子どもとの関係が改善するなら」と、その人の助言に従います。
そして、自分のアクションによって父親と自分の関係を修復します。そして、今度は自分の夫との関係を見つめ直していきます。見つめ直しているうちに、夫に対する見方も変わり、夫との関係もよくなります。すると、何にも息子に対してはアクションを起こしてこなかったにもかかわらず、息子が心を開き始める、というお話でした。
(現実に起きる出来事は、一つの結果です。結果には必ず原因があり、
その原因は、あなたの心の中にあるのです。つまり、あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡なのです。)と、主人公にアドバイスする人が言っています。
子どもとうまくいかない原因は、自分が以前から父親に対して自分も子供と同じように親に対して心を許していない気持ちを持っていることでした。そこで、父親に感謝の気持ちと謝罪の気持ちを伝え、その原因を取り払うことによって、子どもともうまくいく、という結果を導き出すことができた、というお話です。子どもは単に、無意識ながら、「早くお母さんはおじいちゃんと関係を修復しなさい。それができるまでは、おじいちゃんがお母さんに対して持っている気持ちを僕がお母さんに味わわせるよ」という役割を担っていただけです。
だから、おじいちゃんと関係が修復された時点では、もう役割を担う必要がなくなるので、子どもとの関係も修復されるのです。
鏡の法則で言っている「感謝の言葉」とはお世話になったことです。「謝る言葉」とは迷惑をかけたことです。自分は今ままで感謝の言葉・謝るといった事はほとんどしていませんでした。

そして、鏡の法則で大事なこととして取り上げているのが、それを勇気を出して、当事者に伝えることでした。この「当事者に伝えること」で、人生の局面が大きく変わっていくとかかれています。

この本を読んだきっかけは、会社・同僚・お客様・親に対して、今まで私は感謝の気持ちが薄れて生きていたと実感するきっかけがあったからです。

実体験の中でいくつか共感できる部分も、ここ最近ではありました。

これからは、(感謝の言葉)と(謝る言葉)をよりよい人生をおくるための大切なものとして日々大切にしていきます。      井上 敬三

BEANS 一杯のコーヒーが教えてくれる。ビジネスと人生の成功法則

 

                     レスリーA ヤークス

 

この本はいくつもの読み方のできる、味わい深い本です。

 

主人公のハートマン夫妻は、愛する土地シアトルに住み続けるために、そして人々をもてなす仕事を続けるために、それまでの仕事をやめ、小さなコーヒーショップを始めます。

それから、20年余り苦労もしますが、多くの常連のお客様のにも支えられ、夫妻は仕事と人生の両方で輝いています。その秘訣についてこの本では、物語形式で知る事ができます。

店を大きくする、売上を増やすといったことよりも、お客様とのふれあいを大切にしたい

。本当においしいコーヒーで人々をもてなしたい。それが二人の基本理念です。

周りにはいくつもの競合店もできるが、その基本理念は曲げずに独自の道を突き進みます。

自分達たちにとって本当に大切なものが何であるか知っているからではないでしょうか。

 

大企業に入れば一生安泰という時代は終わりました、地位や収入ではなく、やりがいや充実感を求めて仕事がしたいなと感じることができました。夫妻のひたむきな姿は大きなヒントと勇気を与えてもらうことができました。

今、自分がしたい事が、できるステージで仕事をしています。いい仕事は熱い情熱から生まれます。この本の主人公のようのに、がんばりたいです。

以上

 

                           井上敬三